こんにちはTsumaです。
ニューヨークの物価が高いというニュースをよく目にすると思いますが、先日引越しをしたところ家賃ががっつり上がりました。いろんなものが高いニューヨークで生活している我が家の最近の生活費について、お伝えします。
前回は2022年5月に生活費の内訳を公開しましたが、あれから私たちの価値観や買い物の仕方など、かなりの変化があったので合わせて参考にしてもらえたら嬉しいです。
現在円安($1=144円‼‼‼)なので、日本円に換算するとちょっとびっくりしますが、ニューヨークで生活をしてみたい方にとって、住んでいる人はどんな過ごし方をしているの?このぐらい使うのか~という指針になると思います。
最新の2023年版はこちらの記事からどうぞ!
夫婦二人の一カ月の生活費~2022年8月版
前回のある1カ月の生活費から内訳の内容を見直ししました。こちらは引越し後の生活費の内訳になります。なお、日本円換算は現在(2022年9月)の時点で$1=140円で計算しています。
大きく変化した部分については黄色のハイライトにしています。
食費
こちらは自炊をするための食材費用になりますが、前回と比較して約$150の削減に成功しました。
要因
- お肉や魚はCostcoで購入
- チャイナスーパーで野菜・きのこ類の購入
- トレジョのアーモンドミルクの購入
お肉や魚はCostcoで購入
基本的に保存が可能なものについてはCostcoで購入することは以前と変わらないのですが、引越し後、冷蔵庫が大きくなった我が家はCostcoに行くのも2カ月に1回ほどのペースになりました。
お肉や魚はほとんどFood Saverを使って冷凍庫保存しています。
▷我が家で使っているFood Saver
- KEEP FOOD FRESH LONGER: This FoodSaver Multi-Use Preservation System keeps food fresh in the freezer up to 5x longer, and fresher longer in the fridge and pantry, compared to ordinary storage methods—and helps prevent freezer burn as well
- VERSATILE: Combines heat sealer and handheld vacuum sealer in one unit; use the heat seal strip for freezer storage, and the handheld sealer for fridge and pantry storage
- PULSE/MARINATE/MOIST/DRY CUSTOM SETTINGS: This unit is equipped with 4 custom settings: seal delicate foods like baked goods without crushing using the pulse setting; marinate in minutes with marinate setting; dry and moist settings ensure an airtight seal is achieved regardless of the type of food you are sealing
- MORE FEATURES: Roll storage with built-in cutter bar so you can create custom-sized vacuum seal bags; time-saving features makes bags from rolls faster, by cutting your bag as you’re sealing your next bag; alignment tool and angled opening ensure ideal bag placement; removable drip tray
- EASY TO USE: Simply press vacuum button to remove air and seal, and LED light indicates sealing is complete
チャイナスーパーで野菜・きのこ類の購入
以前は野菜は、Whole Foodsやローカルスーパーを利用していたのですが、インフレの影響でどんどん値段が上がっていきました。ちょうどその時期に、私の体調が悪く、チャイナタウンの漢方医に通っていた際、体を冷やすサラダよりも、根菜や熱を通したものをよく食べるように言われたことがきっかけで自炊の内容が変わっていきました。
チャイナスーパーに行ったところ、野菜類が地元のスーパーよりも20%くらい安く手に入るので、菜っ葉系やナス、きのこ類などを購入するようになってから、温野菜を食べる習慣になりました。ほとんど、Whole Foodsやローカルスーパーは使わず、チャイナスーパーの購入で単価を抑えていきました。
トレジョのアーモンドミルクの購入
私たちの朝はスムージーを飲んでいますが、アーモンドミルクを使用しています。1パック(ハーフガロン)のアーモンドミルクが2-3日でなくなるので、常に6パック程常備しています。トレジョのアーモンドミルクが1パック$2.49*$2.99と他を抜いて安い(2023年9月現在$2.99になりました)ので、購入しています。
このように、購入場所を模索出来るようになったのは、引越した場所から駅が近くなったことが大きな要因です。
外食・交際費
こちらは約$800くらい減りましたが、頻度が少なくなって我慢している、ということではないです。
要因
- 夫婦の余暇の過ごし方の変化
- レストランやカフェに行く頻度が減った
夫婦の余暇の過ごし方の変化
以前の私たちは休日の度に、新しいカフェやレストランに行っていました。もちろん、今でも美味しいものを探して、いろんな所に一緒に行くことは楽しみの1つです。
それ以外に、休日の過ごし方の1つに近くのお気に入りの公園でゆっくりしたり、居心地の良い部屋になったことでドラマや映画を見る時間が増えました。友達とのごはんも家に呼ぶという選択肢ができたことも大きく影響しています。
レストランやカフェに行く頻度が減った
また、食材費用にかかわらず、レストランもかなり値上げしている場所が多くなったことや、キッチンが広くなったことで、料理へのストレスが無くなったことで、外食の頻度が減りました。
ニューヨークらしい、会話を楽しむ接客を受けた時や、食べたことがない食材に当たった時や、素敵な空間を過ごすことは今でも夫婦の趣味だと思っています。しかし前菜・メイン・デザート・ドリンクで$200くらいすぐに飛んでしまうことを考えると、なかなか足が向かなくなります。
今は、少し手間をかけた料理を夫婦で一緒に楽しむことの方が多くなりました。
家賃
引っ越したことによって、家賃が$1,000以上も上昇したことは、金銭的に厳しいこともあります。しかし、後悔は無くむしろ快適になったことで、私たち心の安寧が保たれるようになりました。
前回の相場でもお伝えしましたが、現在(2022年9月)の家賃はどこも高いです。マンハッタンの人気のある場所では、ワンルーム(Studio)の部屋は最低でも$3,000以上が通常です。
もちろん、マンハッタン市内でもピンキリですが、安さばかり考えていると、不便さや治安の低さなどで生活が嫌になってしまうことがあります。今回引っ越しを決めた私たちが譲れない条件は以下の通りです。
条件
- Prospect Parkが近いこと
- 近くにスーパーがあること
- エクスプレスが止まる駅が近いこと
- ランドリーがアパートについていること
Prospect Parkが近いこと
Prospect Parkが好きなんですよね(笑)。地方で生まれ育った私たちにとって、ここの公園の自然の豊かさに惚れています。緑に囲まれ散歩することは私たちのリフレッシュにつながっています。
近くにスーパーがあること
アパートの下がスーパーになっています。このスーパーは各国の食材の種類がかなり豊富でお気に入りのスーパーです。他のスーパーで食材を購入するときの目安になっています。ニューヨークにはたくさんの日系スーパーがありますが、ちょい高めなので、みりんや梅干しなどの必要最低限の日本食材を購入しています。
エクスプレスが止まる駅が近いこと
以前も駅の近くに住んでいたのですが、ローカルしか止まらない駅だと、時間がかかったり、乗り降りする人が少ないとちょっと不安になったりしました。その点、エクスプレスが止まる駅は利用者が多いので、早さと安心を兼ね備えています。
MTAの地図には黒丸(●)と白丸(○)で分かれていますが、白丸が付いている駅がエクスプレスが止まる駅になります。
ランドリーがアパートについていること
本当は部屋に洗濯・乾燥機があると嬉しいのですが、これは次回に期待です。
今まで数ブロック先のランドリーで洗濯していました。ニューヨークはランドリー屋さんがたくさんあるので、そこまで困ることはないですが、雨の日や冬の寒い日に外に洗濯を持っていくのは大変です。
地下にアパート共有ランドリースペースがあることで、ラフな格好でも洗濯に行けることが気持ちの余裕を生みました。
2Bedroomsの快適さ
以前は階段のみの1Bedroom(1LDK)のアパートに住んでいましたが、現在エレベーター付きの2Bedrooms(2LDK)になりました。一つは寝室、もう一つは作業部屋にすることで、寝室がシンプルになり、質のいい睡眠もとれている気がします。
もう1Bedroomには戻れないと思います。。。
通信費
こちらは携帯代金と家庭のインターネット代金の総額です。私たちはT-mobileを利用していますが、詳しくはこちらの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
家のインターネットについては、現在の引っ越した先ではVerizonを利用しています。高速のインターネットを利用することによって、ドラマや映画を遅延なくみることが出来て快適です。
Verizonを利用するにあたってモデムを利用していましたが、最近以下の高速のモデムへ変更しました。WiFiが繋がりにくいということもなくなりストレスなく使うことができています!
交通費
こちらはほとんど変わりがないです。ニューヨーク市内は地下鉄が網羅的に通っているので、市内の移動はとても便利です。
ニューヨークの地下鉄は日本の地下鉄のように行く距離で値段が変わったりということは無く、一回の運賃は一律で$2.75になります。料金を払って駅構内に入ります。地下鉄を運営しているMTAはバスも運営しているので、一回目の乗り換えはタダになります。
2020年から2021年にかけて進められていた、駅構内に入る際にクレジットカードやApple Payなどタップするだけで入れるようになりました。
また、月曜から日曜の間で13回以上使う場合は13回目から料金を取らないという仕様になっています。
月曜から日曜の期間内、$33($2.75×12回)で無制限で使うことが出来ます。
2023年8月20日から料金の変更がありました。
変更した料金は以下の通りです。
レギュラー $2.75 ▷ $2.90 (メトロカードのシングルライドは$3)
7日乗り放題 $33 ▷ $34
30日乗り放題 $127 ▷ $132
メトロカードの一週間の定期と同じ値段になるので、お得に使えます!
光熱費
今回引っ越した場所は、水道・ガスは家賃に含まれています。電気代は別なのですが、まだ請求が来ておらず、夏のエアコンの利用がどのくらいになるのか、ドキドキしています。
2023年版には載せていますが、夏の電気代は約$80~$100くらいでした。他のところでは$300近く請求がきたと言っていたので、ドキドキしてました~
日用品・雑貨
前回紹介したCostcoのペーパータオルは、$1近く値上がりしていました。。。
物価上昇はいつまで続くんでしょう・・
KIRKLAND Premium Towel
$17.99+Tax ▷ $18.79+Tax
クレジットカードの有効利用
引っ越したことによって、家賃が上がりましたが生活費は以前とそこまで変わっていません。
物価高は個人の努力でどうにかなる問題ではないので、ここはいっそのことクレジットカードのポイントを貯める時期と割り切ることにしました。
我が家のクレジットカード利用はOttoの采配で行っています。ぜひ他のカードの記事も参考にしてもらえたら嬉しいです。
2023年版ではクレジットカードをどのように使っているかを載せているので、そちらを合わせて見てください。
物価高でも快適に過ごす方法
もちろん、節約をすればお金が大量に消費されることはありません。でもそれだけだと人生楽しくないですよね。私たち夫婦は、どんな生活を送っていきたいかを常日頃考え、話し合って共有しています。
今回私たちの快適に過ごす方法として、
◇ 支出の見直しをすることで、必要なものを厳選する
◇ 収入意欲を上げるためのモチベーションを保つ
◇ 目先のことよりも将来を考える
ということを念頭に入れています。
私たちがニューヨークに来た6年前と現在では、物価はもちろん、地域の雰囲気もガラッと変わっています。これからも固定観念にとらわれずに、柔軟に生活を変化させていきたいなぁと考えています。
人生は一度きりなので、楽しく過ごしていきたいです。