こんにちは、Tsumaです。
私たちは、ニューヨークに来て6年経ちましたが、3回引越しを経験しています。
そんな経験を元に、引越しするときに必要なことをまとめましたので、国内で引越しをする際の役に立てれば嬉しいです。
業者に頼む?セルフで行う?
引越しをする際、まずは引越し業者に任せるか、自分達で行うかを決めます。
ニューヨークは家具付きのお部屋も多いので、意外と荷物が少ない場合があります。また、業者に頼むとかなり高いので、マッチョな友人がいる方は頼むことが多いと聞きます。
私たちは、友人に荷物を見られたり、気を使ったりすることが面倒なので、プロに任せてしまいます。餅は餅屋ですね。
セルフムービングの場合
私たちがニューヨークに来て、最初に住んだところは、知人が持っているシェア部屋でした。1Bedroomの部屋で、寝室はルームメイトのおばあちゃん、私たち夫婦はキッチンの入口を仕切ってリビングに住んでいました。
最初の引越しの時は、もともとあった家具や、ベッドなどの大きな家具などは置いていってもいいとのことだったので、知人の車とUberを使って自分達で引越しをしました。
周りの話を聞くと、U-HAULという時間で貸しているトラックで引越しをしている人も少なくないです。
貸出トラックの料金比較
Studio(ワンルーム)の場合は、9′ Cargo Vanか10′ Truckが標準です。
1Bedroom(1LDK)の場合は、10′ Truckか15′ Truckが標準です。
2Bedrooms(2LDK)の場合は、15′ Truckか17′ Truckが標準です。
一番大きな家具の大きさに合わせて、トラックを考えるといいと思います。上記の値段の他に様々なオプションを付けたり、日程や情勢によって値段が変動することがあります。
業者に頼む場合
残り2回はベッドやソファなど大きな家具があったことと、ウォークアップ3階だったので、自分達では無理だろう、とのことで業者を探しました。
各引越し業者によって、見積りの方法は変わってきますが、私たちが数社聞いたところ、以下の方法がほとんどだと思います。
- 直接スタッフの方が来るあるいはTV電話でのやり取りをした後、見積りしてもらう方法。
- 専用のサイトで家具や段ボールの数を自分達で打ち込み、見積りを出してもらう方法。
- 荷物量関係なく、1時間$150で対応。※ただしミニマム金額はあり。
何か所かで見積りを出してもらい、比較した上で交渉スタートです。見積り後に”他社は$○○だったのですが、どうですか??”みたいに伝えると、現金ならこの値段でいいです、と言われたり、もう一度部屋の様子を見せてもらっていいですか?と言われたり、この値段を下げることは無理なので受けかねます、と言われたり、決め時が難しいですよね。
また、日系の業者だと、3月や5月は駐在の方の移動が激しいため、予約が取れないことがあります。その辺りを加味して決定していきましょう。
ここ数年はコロナ禍なので、荷物を運ぶ際、業者さんと一緒に向かうことが出来ない会社が多い感じがします。Uberなどで向かってくださいと言われました。私たちは2人だったので、引越し立会いと新居の方と二手に分かれて、様子を見ていました。
また、住居が半地下だったり、ウォークアップ(階段のみ)の家だと特に気にしなかったのですが、エレベーター付きのアパートに引っ越す際には、COI(Certificate of Insurance)という搬入業者による保険証書の提出が必要なところもあります。詳しくは後述します。
引越しが終了したら、Tipを20%くらいで多めに渡します。
引越し前準備
引越し前はワタワタしちゃいます。これは必要だったなと思うものをあげますので、引越しを控えている方の参考になれば嬉しいです。
- 業者探し
- 段ボールの準備(※自分で箱詰めする場合)
- 郵便局の転送サービス・インターネット整理
- エレベーターの予約・COI(Certificate of Insurance)の確認
ニューヨークの引越し業者(アメリカ業者)
今までの引越しでは私の英語力が心配だったので、アメリカの業者は利用していませんでした。今回見積りをしてみて、他より安いなら検討しようと、連絡してみました。ニューヨーク市内でベストと言われる引越し業者です。
PIECE OF CAKE
アメリカ人の知人にPIECE OF CAKEが安いよ、と聞き、確かにピンクのトラックよく見るなぁと思っていたので、見積りをしてもらったところ、他の見積もりよりちょっと高い。。
COIの発行や、カスタマーセンターの対応はしっかりしているので、時期とタイミングによっては、いいかもしれません。英語が苦手な私は、ちょっと躊躇しましたが、ニューヨークでは人気な引越し業者さんです。
ニューヨークの引越し業者(日系or日本語対応可)
Tarzan Moving
特徴 | 経験談 |
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低価格でプロフェッショナルなサービスをしています。見積りは自身でチェックを入れるタイプですが、ビデオ通話などで見積り交渉ができます。NY公認ライセンスを持っており、COIの発行も行ってもらえます。 | 最近の引越しをお願いしたのはここです。見積りで一番安かったのでお願いしました。見積りや確認など、日本語対応で安心でした。予想以上に丁寧な家具のパッキングと屈強なスタッフたちで、良かったです。残っていた物なども勝手に動かすことなく、しっかり確認してくれてよかったです。 |
引っ越し太郎 (917)-682-6318
特徴 | 経験談 |
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早い、安い、安心の太郎さん。電話すると元気なお兄さんが、確認事項や相談など受けてくれます。保険等は無い分、ニューヨーク市内での安さは一番かと思います。 | ウォークアップのアパートへ引越しの際、屈強なメンズが次々と荷物を運ぶ姿が素晴らしかったです。日本語・英語・スペイン語を駆使したお兄さんの指示のもと、本当に早かったです。夫婦二人で1Bedroomで4時間弱で終わりました。 |
A-co Moving
特徴 | 経験談 |
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ニューヨークの引越会社で14年間のキャリアを持っており、日本人女性の目線でみたキメ細やかさと心遣いと経験豊富な男性スタッフがいる引越しサービス。 | 引越しアイテムを自分で選んで見積りを出してもらう形式です。ビデオ通話などで交渉が可能です。丁寧な説明とアフターフォローがありました。梱包や清掃など各サービスがあるので、用途に応じて選ぶのもありだと思います。 |
Shu Clean Moving
特徴 | 経験談 |
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日本人による日本式引越しサービスを提供する業者です。各種サービスがあり、均一料金制(見積りで決定)と時間料金制(作業時間で決定)で料金が決まり、エレベーター保険は$100で対応してもらえます。 | 比較的新しく参入された業者です。日程が合わなかったので、見合わせたのですが、ニューヨーク市内の引越しなら安く、エレベーター保険が付いているので安心かなと思います。 2024年1月現在では、サイトがなくなっているので、もう取り扱いされてないかもしれません。 |
その他①;すはこび
こちらは利用したことがないですが、各種サービスがあり、セルフムービングと業者任せの折衷案が使えるサービスがあります。セルフムービングする場合は、便利かもしれません。
その他②;日本への本帰国の場合
ニューヨーク内引越しも手掛けていますが、日本に本社がある業者は、上記よりも1.5倍くらい高い感じです。予算が合わなかったのですが、日本へ本帰国の時は大手がやはり安心だと思います。
段ボールの準備
大手業者だと、引越し前に引越しに必要な一式が送られてくることがありますが、かなり値段がかかります。自身で準備しておくと、安く済ませることもできます。
段ボールをゲットする方法はこちらの記事でまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
その他、マジックやラベル、テープ類など準備しておくといいですよ。
- Streamline your move with our Color-Coded Moving Labels: Our pack and move kit includes 525 count color-coded moving labels,…
- Securely pack your belongings with our Strong Packaging Tape and Tape-Gun Dispenser: Our pack and move kit includes 6 rolls of…
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郵便局の転送サービス
引越し後に行う方もいるかと思いますが、引越し前に行うことができるので、早めにやってしまいましょう。
転送サービスとは、アメリカ国内で引っ越しをした場合、USPS(United States Postal Service)に住所変更届を出せば、$1.10で旧住所宛ての郵便物を新住所に転送してもらうサービスのことです。
“Receive”のタグから“Change of Address”を選択し、入力を進めます。
こちらは$1.10かかりますが、Bed Bath & Beyondなどのお店のクーポン券等ベネフィットがあるので、引越しに必要な物品の購入には便利ですよ。
使っているインターネットの解約や新居ですぐに使えるようルーターの設置なども引越し前にしておくと、引越し当日に色々作業ができるので進めておきましょう。
エレベーターの予約・COI(Certificate of Insurance)の確認
エレベーターの予約は忘れずに行いましょう。土日対応不可のところもあるので、業者を決める前に予約することが大切です。
エレベーターなどがあるアパートメントなどは、予約と合わせて、COI(Certificate of Insurance)という搬入業者による保険証書の提出が必要なところもあります。これは引っ越し作業中にアパートの建物や設備などに損害を与えた場合の保険のことです。
▽COIとはこんな感じのものです。
実は大きな家具を購入する際にも、必要なことがあります。テーブルやソファの搬入の際には、購入店舗から出してもらいました。
引越し後にすること
引越しが終わった後に行わなければならないことは以下の通りです。
- 移民局への手続き
- 外務省 在留届の変更
- 各IDの住所変更
- 家財保険の見直し
移民局への手続き
日本でも引っ越したら色々手続きありますよね。もちろんアメリカでも移民局へも届け出を出さなくてはいけません。日本人の私たちにとって、馴染み深いUSCIS(U.S. Citizenship and Immigration Services)のサイトから変更可能です。
ここから“USCIS online account”に入っていき、アドレスを変えます。
引っ越してから10日以内に行わないといけません。
外務省 在留届の変更
意外と忘れがちなのが、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」を提出することが法律で義務付けられているので、こちらの変更届も必要です。
オンラインで出来るので、引越したらすぐに行いましょう!
各IDの住所変更
私は運転免許は持っていませんが、State ID(Non-Drivers License)をもっているので、こちらも変更します。ニューヨーク州の場合はこちらからアドレス変更できます。
その他、銀行やクレジットカード、Amazonなどの住所も一気に変更しちゃいます。
我が家では、引越しの立会い中に変更手続きを進めていました。
家財保険の見直し
ニューヨークにきてから、こういった保険についてはあまり気にしていなかったのですが、知人からアパートの隣人からの煙でスプリンクラーが発動し、家財が水浸しになってしまったという話を聞いて、保険に入っておくことにしました。
私たちが使っているのはLemonadeという保険です。こちらは家財だけではなく、ペットや自動車などの保険もあるので、ペットを飼っている方や、自動車を保有している方は一度値段を見てみるといいと思います。
各項目ごとにカスタマイズできるので、壊れたらこのくらいの補償があればいいか~というのを二人で話ながら金額を決めていきました。
我が家では、年間$100くらいなので、月$10弱で安心できれば十分かな~と考えています。
別の保険に入っている場合は、引っ越しの機会に検討してみてはいかがでしょうか?
引越しはエネルギーがいる
引っ越すたびにしんどいなぁと思うのですが、部屋の整理が出来たり、新しい家具を使ってみたりと楽しいことに目を向けると頑張れます。
特にニューヨークは場所が数ブロック違うだけでも、雰囲気はガラッと変わるので、引越し前に新居周りの確認のために何度も足を運んでいます。朝の通勤時間はどうか、地下鉄の駅やバス停の雰囲気はどうか、休日はどんな感じか、夜の周囲の様子はどうか、などなど。。生活圏内の様子を知ることで、自分が住んでいるイメージを持つことができます。
ニューヨークでの引越し時に役に立てれば嬉しいです。