こんにちは、Tsumaです。
今回、2泊3日のピッツバーグ旅行で元気だったら行こうかな~くらいの気持ちで見に行った場所の1つ「アンディ・ウォーホルミュージアム」についてご紹介します。ニューヨークにもたくさんの作品があるので、今更感があったのですが、単一アーティストのミュージアムは北米最大とのことで行ってきました。
アンディ・ウォーホルミュージアム(Andy Warhol Museum)
マリリンモンローなどのポートレートやキャンベルのスープ缶で有名なアンディ・ウォーホルの生誕地はピッツバーグです。ここは、アンディ・ウォーホルの様々なコレクションに特化したミュージアムです。
ミュージアムの手前にポップな壁紙が見えてきます。
こちらは2022年から始まったポップ地区プロジェクトの1つです。このアンディ・ウォーホルミュージアムの周辺にポップアーティストを中心に観光地化していく取り組みです。今後10年に渡って6つの区画が出来るそうなので、楽しみですね。
アクセス・営業時間
場所:117 Sandusky St, Pittsburgh, PA 15212
月曜、水曜、木曜、土日:10AM‐5PM 営業
金曜:10AM‐10PM
火曜定休日、サンクスギビング、クリスマス、元旦、イースターは休館
ピッツバーグのダウンタウンから歩いて12分くらいで着きます。アンディ・ウォーホルブリッジという名前が付く橋を渡りながらミュージアムに向かいます。
入場料
$25/大人
$13/こども・65歳以上・学生
※私たちが行った日はコレクターの方の何か特別な週だったらしく、無料で見ることができました。
金曜の5pm以降は誰でも半額で入ることが出来るようです。
ミュージアム館内
建物の中に入り、受付を通った後、エレベーターで7階から見ていくよう勧められます。最上階がアンディの初期の作品で階を降りるごとに変化していくので、一人のアーティストの変遷をしっかり見ることができます。
私たちは、休憩しながら約2時間くらいで見て回りました。
ちなみにトイレは2階と地下にしかありませんので、余裕をもって館内を見て回りましょうね!
7階:初期
1940年あたりの初期の頃の作品を見ていると、ジョジョっぽい感じを受けます。荒木先生はウォーホルの初期に影響されているのでは。。
6階:1960年代
シルクスクリーンを使ってアメリカ社会に流布している商品をシンボルに大量生産したポップアート作品が始まった時期です。キャンベル缶やハインツ、スチールタワシのBrilloを題材にしたのは、アメリカの資本主義や大衆文化のもつ大量消費、空虚さなど表現されているらしいです。
キャンベル缶はアメリカのスーパーでは良く見ます。「Tomato Soup」や「Chicken Noodle」が有名です。
- One (1) 10.75 oz can of Campbell’s Condensed Heart Healthy* Tomato Soup
- Vegetarian soup that’s crafted with six farm-grown tomatoes and contains 1.5 servings of veggies in every can
- Top it with Pepperidge Farm Harvest Wheat Crackers, season it with fresh herbs, or pair it with a grilled cheese sandwich for something quick and easy
- This convenient canned soup is a year-round pantry staple and the perfect comfort food on a chilly day or when you’re feeling under the weather
- Each 10.75 oz recyclable can contains about 2.5 servings of microwave soup and features a non-BPA lining
5階:1970年代
マリリンモンローや毛沢東など、セレブリティのポートレートはこの階にあります。
坂本龍一もここにいます。
4階:1980年代
晩年は絵画よりも映像や映画に力を注いでいたといわれています。その中でも「浮遊彫刻」というジャンルの作品である「SILVER CLOUDS」を触ることができます。その名の通り「銀の雲」。ふわふわ浮いてます。
3階:史料センター
ウォーホルのコレクションなど、展示されていない物を見ることが出来ます。
収集癖があったそうで、ありとあらゆるものが展示されています。
2階:エキシビジョン・ギャラリー
私たちが見に行った時のエキシビジョンはベルベット・アンダーグラウンド&ニコの内容でした。シルクスクリーン印刷をつかった、バナナのジャケットを見たことがあると思います。初期のレコードはピンクのバナナ部分が透明になっていてレコードが見えるようになっていたそうですよ。
1階:エントランス・カフェ・ショップ
階段を下りてきた先にショップがあります。アンディ・ウォーホルはポップアーティストなので、雑貨類がとてもかわいいです。キャンベル缶のオーナメント可愛かったので、購入しました。今年のツリーに飾ろうと思っています。
アンディ・ウォーホルの雑貨はAmazonでも売っていますが、ショップを見るだけで本当に楽しいです。
我が家はキャンベル缶のマグネットを冷蔵庫に貼っています。
地下:フィルム映像・ラボ
地下の方には行っていないのですが、ここでは約20分くらいのフィルムが常時流れているとのことです。また修復などのアートラボも地下にあるそうですよ。
一人のアーティストの変遷
実は、アンディ・ウォーホルってあまり好きじゃなかったんですよね。ニューヨークにもたくさん作品はありますし、今更見てもな~という感じでした。
ただ、単一アーティストのミュージアムでは北米最大ということだったので、時間あるし行こうかなぁ、、と期待せずに見にいきましたが、予想以上に楽しめました。
一人のアーティストの作品が時代の流れとともにどのように変わっていったのかを体験できたのは興味深かったです。
初期の頃の落書きが、まさかこんなところに飾られるなんて。。なんてことをアンディ・ウォーホルが思っているかもしれないなぁと思いを馳せながらミュージアムを後にしました。