「Black lives matter 」の意味とニューヨークから思う事

Black lives matter 意味

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アメリカだけでなく世界中で起こっている「Black lives matter」運動

最近ニュースやSNSでBlack lives matterのハッシュタグが使われているけど一体なんなの?って思っている人も多いんじゃないでしょうか?

 

ニューヨーク在住の筆者が
「Black lives matter」ってどんな意味?について解説します。

 

目次

「Black Lives Matter」ってどう言う意味?

読み方は「ブラック・ライブス・マター」。
この「lives」はLifeの複数形です。動詞は「matter」で「〜は重要だ」。
人種差別を訴えるスローガンとして使われています。
直訳すると「黒人の命は大切」ですが、
とても複雑で、背景を知らないと本来の意味がとてもわかりにくいです。

 

「Black Lives Matter運動」って何?

無実や武器を持たない・無抵抗の黒人が白人警官に射殺され続けている事、でもその白人警官は無実となっていること、黒人だというだけで命が軽くみられ正義が果たされていない事への怒りがこの「Black Lives Matter運動」です。
Black Lives Matter運動は黒人の少年トレイボン・マーティンさんが白人の自警団員ジョージ・ジマーマンに射殺された事件を受け、2013年から始まっています。
詳しい歴史はWikipediaにも載っていますのでもっと知りたい方はこちらもどうぞ。
言葉の背景には、複雑な人種差別、特にこれまで黒人の人達が受けてきた差別やアメリカの構造的差別Systemic Racismの問題も影響しています。
Systemic Racismについてはこの動画がわかりやすいです。

 

「Black Lives Matter運動」はなぜ起こっている?

今回の「Black Lives Matter運動」は、
5月にミネソタ州でアフリカ系アメリカ人のジョー・フロイドさんが無抵抗なのに警察に首を膝で押さえつけられて殺された事件がきっかけでした。
この時、周囲にいた人たちが撮影した動画によって事件は明るみにされました。
フロイドさんは無抵抗の上、何度も「Please! I can’t breath!(お願い!息ができない!)」と訴えていたにも関わらず、警察は「アルコールか薬物の影響があり身体的に抵抗した」と主張していますが事実と異なります。
これについてはニューヨークタイムズが動画に検証をまとめています。

 

他にも事件が

実は2020年だけでも黒人が殺される事件が続いています。
2月にはジョージア州で自宅付近をランニング中だったアマード・アーベリーさんが白人の父子に銃で撃たれて死亡。容疑者の逮捕は事件から74日後、事件の動画が拡散された事がきっかけでした。
3月にはケンタッキー州でブリアナ・テイラーさんが自宅アパートで就寝中に警察官に8発も銃で撃たれ死亡。しかも警察が追っていた容疑者はすでに拘束されていて、持っていた住所も不正確だったため誤って突入していた。
そんな中つい先日、6月12日にもアトランタでレイシャード・ブルックスさんが警察と揉み合いになり射殺されています。
このように白人警官の黒人射殺が頻繁に起きています。

なぜ射殺されるのか?

全ての被害者に言えることは、射殺されるほどの事をしたのか?ということです。もし問題があったのなら法治国家として法で裁くべきです。

また、アフリカ系アメリカ人は他の人種よりも警察に射殺される可能性や実刑判決を受ける確率が遥かに高い事も国勢調査などの統計で出ています。

ジョージフロイドさんの事件と偽札問題

今回の運動のきっかけになったジョージフロイドさんの事件も、始めはジョージさんが偽の20ドルを使用した疑いが発端です。
しかし、アメリカではこの偽札って誰にでも起こりうる問題です。
僕も以前、支払おうとしたら偽札だった事がありました。
ほとんどの場合、気づかずに偽札がお釣りに紛れて回ってきます。
ジョージさんが亡くなってしまった今、彼がどういう経緯で偽札を手にしたのかはわかりません。
わかっていることは、彼は無抵抗で警察におとなしくし従っていたにも関わらず殺されたということです。
僕は幸い、持っていた20ドルが偽札でも何も起こりませんでした。もちろん偽物とは知らずに持っていました。
でも、もし自分が黒人だったらどうなっていたか?ジョージさんと僕とでは何が違うのか?

 

なぜ「All Lives Matter」じゃなく「Black Lives Matter」

先にも述べたように、黒人の人たちが受けてきた差別や警察の暴力、Systemic Racism問題は他の人種よりも深刻です。
そして今、Black Lives Matter運動は黒人だけじゃなくあらゆる人種の人達が一緒に人種差別をなくすためにBlack Lives Matterを叫んでいます。すでにこの言葉は人種を超え、「All Lives Matter(全ての命が大事)」を含んでいると僕は思います。
もちろん人種関係なく「All Lives Matter(全ての命が大事)」だといいですよね。でもやっぱり今は一番被害にあっている黒人の人たちのために「Black Lives Matter」なんだと思います。

アジア人も差別される

人種差別は黒人の人たちだけの問題ではありません。
僕もTsumaも悲しいことにアジア人というだけで差別を受けた事があります。
僕は歩いていただけで後ろから「イエローモンキー」と叫ばれたり、信号に立っているだけで「Everybody hate you」と言われたり、自転車に乗っていただけなのに白人にブーイングされたり、いろいろありました。
特にこのコロナが始まってからはTsumaは電車で座るなとも言われた事もあります。友人の中には「アメリカから出て行け」と言われたり、ツバを吐きかけられた人もいます。
たくさんあります。
でも、これらも社会が生み出した人種差別的教育や構造的差別Systemic Racismが原因だと思っています。

抗議デモと暴動は別もの

抗議デモをしている人達:Protestor暴動を起こして暴れている略奪者達:Looterは全く別です。
この暴動や略奪者によってさらに多くの悲しみを生み出しました。
この暴動について、ジョージ・フロイドさんの弟さんが訴えかけました。

「Black Lives Matter」についてニューヨークから思う事

自宅待機命令があったため3ヶ月ぶりに地下鉄でニューヨークマンハッタンに行ってきました。
いつもの通勤ルートだったり通り慣れた道が違う景色に変わっていました。
バリケードに覆われているダウンタウンの無印。
ニューヨークダウンタウンの無印良品
銃撃されたようなお店も。
銃撃されたショーウィンドウ ニューヨーク
このお店は暴動で3回も攻撃されたそうです。バリケードにかかれたメッセージで略奪者へ訴えかける意味もあるようです。
ニューヨーク Black Lives Matter
壊されたお店を直したり、メッセージを書いたりと前を向いてコミュニティーを守ろうとするニューヨーカーがたくさんいました。
ニューヨーク Black Lives Matter

 

「Black Lives Matter運動」が変えた事

この運動が起こったことによりフロイドさんを殺害した警官が、始めは懲戒免職のみだったのに、その後第3級殺人と第2級過失致死の容疑で逮捕され、さらにその後、罪の重い第2級殺人容疑が適用されました。
他にも徐々に多くの事が変わってきています。
声を上げないと何も変わらない。

 

「Black Lives Matter運動」が本当に伝えたい意味

知人の旦那さんがアフリカ系アメリカ人なんですが、彼はどんな時でも、近所のコンビニ(デリ)に行く時でも身なりを整えクリーンに見える格好で家を出るそうです。自分を、家族を守るためです。
フロイドさんの弟さんが公聴会でこのように訴えています。
ここまで読んでくれたあなたは、どう感じますか?

黒人家庭では今でも子供の時から身を守るためにこんな教育をする家庭もあるようです。

黒人だから、肌の色が違うから、
そんな理由で子供たちがこんな事をしなくても良い世界になる事を心から願います。
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この記事を書いた人

よくも悪くもまじめなOtto。ニューヨークに憧れ、留学費用が比較的安いフィリピンで英語を勉強し準備しました。ニューヨークでの生活をサバイバルしています。

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