こんにちは、Ottoです。
先日、ニューヨーク・アップステートにあるアーティスト界隈でも話題の美術館Dia:Beaconに行ってきました。ニューヨーク市内にもたくさん様々な美術館がありますが、ここは山の中にある隠れ家的美術館。なんと素敵じゃないか、ということで美術館までの行き方・実際に行ってみた周辺のおすすめスポットとともにお伝えします。
Beaconとは
ハドソン川沿いに佇む町Beaconは美術館とハイキングで有名な街。ニューヨーク市にも美術館ってたくさんあるんですが、都会の喧騒を離れて自然の中で静かで見るアートって素敵じゃないですか?駅からすぐそばにはハドソン川が流れています。このハドソン川もまるで湖のようにかなり大きな川なので釣りをしたりカヤックをしたり様々なアクティビティがあり、ニューヨーク市から電車でたったの1時間半で非日常に触れられますよ。
今回僕たちはDia:Beaconという現代美術館をメインに行ってきました。
どうやって行くの?
ニューヨーク市のグランドセントラル駅からメトロノース鉄道のHudson LineでBeacon駅まで約1時間半です。
グランドセントラル駅が始発になります。メトロノース鉄道は4本のラインがありますがビーコンに行くにはHudson Lineに乗ります。値段は片道(One way)$17.50、往復(round trip)$35でした。買うときは往復で買うほうが楽です。別に安くなるわけじゃないのでお好みですが。
メトロノースは鉄道なので交通系でポイントが貯まるクレジットカードを使うとGoodです!
僕のおすすめのクレジットカードはこの二つ!
因みに子供料金があって5歳〜11歳までは18歳以上の大人が同伴する場合はFamily Fare ticketで4人まで1人$1です(朝のラッシュアワーを除く)。さらに5歳以下は無料。詳しくは公式サイトでチェックしましょう。
注意点は・・・
本数が1時間に1本しかありません(2021年7月現在)。時間には注意してください。
チケットを買う際にPeakかOff Peakという混み合う時間帯等によって料金が異なりますシステムがあるんですが、ビーコン行きはOff Peakになります。後は車内で車掌さんがチケットを切りに回ってきますので順番が来たら提示しましょう。
そしてチケットが切られると謎の数字がついたタグを座席に付けらます。このタグがチケットを切った目印になっているのでもし座席を移りたい人は持って移動するか車掌さんに聞いたほうが良いです。
初めてニューヨークに来た時、このシステムにかなり戸惑いました。僕らの地元の小さい駅ですら最近は自動改札なのに・・・渋いシステムですよね。先進的なようでそうでもなかったりするのがニューヨーク。
進行方向左側の座席に座るのがおすすめ
ハドソン川が見えるのですごく気持ち良いです。僕はそんな事知らなかったので窓も何もないボックス席に陣取ってしまいました。
座るときは是非ハドソン川沿いで(左側)。
Dia:Beaconまでは
駅から歩いて10分くらいです。地図も標識もあるのですぐに分かると思います。
因みに、ビーコンの繁華街Main StreetはDia:Beacon とは逆方向に15分ほど歩きますので注意してください。
歩くと言ってものどかな自然を歩く感じでこれはこれで気持ちいいですよ。
駅から無料シャトルバスで移動できます。
月曜〜土曜日だと町を循環している無料のシャトルバスも出ているので楽ちんです。見かけたら手を振ると乗せてくれますよ。
▶ビーコンのバスルートマップ
こちらのアプリをダウンロードするとリアルタイムで運行情報が見れるみたいです。
僕は日曜日でバスがなかったので使っていませんが、入れておくと便利ですね。
こちらのQRコードからダウンロードしてみてください。
こちらの公式サイトにも詳細書いてますのでリンク載せておきます。
Dia:Beacon
元々は1929年に建てられたナビスコの包装紙印刷工場だったらしく、廃工場になっていたところを2003年にDia art fundation(Dia芸術財団)とアーティストのRobert Irwin、建築家のAlanKoch、Lyn Rice、Galia SolomonoffとLinda Taalmanniよって改装され、1960年代から現在までのDia art fundation(Dia芸術財団)コレクションを展示している美術館です。
敷地面積は22,000㎡と広いです。僕たちは全部見るのに2〜3時間位かかりました。体力を温存して望んだほうが良いです。
マンハッタンにあるMOMAやWhitney Museumなどにも劣らない有名アーティストの作品がたくさんあります。その時期でエキシビジョンも変わるようなので行く前に公式サイトでチェックするといいでしょう。
僕たちが行ったときは、
日本の直島にも美術館があるLee Ufanや六本木ヒルズの前にある蜘蛛の像でおなじみのLouise Bourgeois、他にもAndy Warhol, Richard Serra, Mario Merzなどが展示されてました。スペースのあるおかげで他の美術館では見られない位かなり大きめの作品中心なので見ごたえがありました。
庭もあってとてもきれい。カフェもあるので見終わったら自然を見ながら休憩したりちょっとお散歩もいいですよ。
Roundhouse hotelでディナー
ビーコンといえば有名なホテルがあります。それがこのRoundhouse。
工場だった古い建物を改装したインダストリアルなホテル。すぐ側にはもう使っていない線路もあって歩くことができます。
滝と川に沿って建てられていてウェディング等ももやっていてとても素敵な雰囲気でした。
僕たちはレストランのみを利用。結構人気なようでディナーは予約制でした。
▶Roundhouse レストラン予約
レストランの席からは滝がどの席からも見えるようになっています。ちょうど天気も気候もよくアウトドアダイニングが心地よかったです。夜になるとライトアップされてその感じもまた素敵でした。
おすすめのメニューは
- 24oz Dry Age Porterhouse $64
- 8oz Filet Mignon $38
- 14oz Boneless Ribeye $42
ステーキです。特に熟成肉でこの値段は結構オトクなんじゃないかな。マンハッタンで食べると倍位払う場合もあります。それぞれ味わいが違うのでシェアして食べ比べると楽しいです。
Hudson Valley Brewery
Roundhouseのすぐそばにあるビール醸造所。ニューヨークではあまり見かけたことのないメーカーでした。
倉庫を改装していて建物内で飲めるタップルームがあります。フルーティーなテイストが多く、店員さんに好みを相談すればおすすめを出してくれたり試飲もさせてくれます。珍しいビールなので持ち帰りで買っていく人も多かったです。
週末はPop-upでピザ屋さんがあるかも
週末だけ不定期でブルックリンのピザ屋さんが来ているようです。このピザめちゃくちゃ美味しそうでしたが僕たちはRoundhouseでディナーの予約をしていたので食べませんでした。次回はピザとビールで楽しむのもありかなと思いました。
行く前にはピザ屋さんのスケジュールもチェックしましょう。
タクシーを利用したいときは・・・
もしタクシー利用を考えている方がいれば要注意です。
UBERが全く捕まりません。いわゆる田舎なのでそんなに需要がないのか、やっている人が少ないのか、ほぼ捕まらないと思ったほうが良いです。
色々探して見つけたのは地元の個人タクシーです。
こちらの運転手さんは気さくでリーズナブル。電話はもちろんテキストでも対応してくれるのでおすすめです。
Economy Taxi Service
電話: (845) 269-1826
支払いはキャッシュで、チップもつけてお支払いしましょう。
実はDia gallery はマンハッタンにもあるよ。
ディアのギャラリーはマンハッタンのチェルシーにもあります。
この界隈はいわゆるギャラリー街で世界有数のビックギャラリーから個性派のギャラリーまで立ち並んでいます。
すぐ近くには観光名所でおなじみのハイライン(HighLine)やチェルシーマーケット、ミートパッキング・ディストリクト(ホイットニー・ヒューストンやおしゃれなレストラン、バーが立ち並ぶ人気エリア)、日本を代表するファッションブランド、COMME des GARCONS(コムデギャルソン)等もあり1日中楽しめるので、ディアビーコンはちょっと遠いなと思ってる人は先にこちらに行かれるといいかもしれませんね。
まとめ
僕たちは一泊で行きましたが、日帰りでも十分楽しめます。マンハッタンから一時間半。朝に出発して美術館を見てランチしたりビールを飲んだりして過ごすのも素敵です。なかなか巨大なアートをじっくり見れる美術館はあまりないので、非日常の空間の中ゆっくりと鑑賞できて疲れた心も癒やされますよ。