【GPA】アメリカの学校の成績、GPAの考え方

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こんにちは、Tsumaです。

日本の短大や大学の成績は5段階評価だったり、優・良・可といった評価が多いかと思いますが、世界各国で利用されているのがGPAという評価方式です。

私はアメリカの短大でGPA3.5を修めました。そんな私が思う、成績の重要性と学校生活について失敗談を含めてお伝えします。これから短大や大学に留学をしようと思っている方、現在通っている方の役に立てれば嬉しいです。

目次

GPAとは

Grade Point Averageの頭文字をとっており、成績評価の平均のことです。
算出方法は各学校によって異なりますが、最高4.0のところが多いと思います。
私の学校では、就職する際はGPAが3.0以上はレジュメに載せた方がいいと言われました。
▷レジュメの書き方はこちら

アメリカではA~Fのアルファベットを使って評価を出します。
それに準じてポイントが付与されます。そのポイントと単位数をを掛け、総単位数で割ったものになります。

1⃣ 各科目のGradeのPointの確定

私が卒業した短大は以下の通りのGradeになります。他校では点数などが前後することがありますが、参考にしてもらえるといいと思います。

2⃣ Grade Pointの算出

それぞれの科目の単位数にポイントを掛けていきます。

例) English 3単位、Biology 3単位、Research 2単位の科目を受講していたとします。

Grade Pointは上記の通りになります。

3⃣ Grade Point Averageの算出

受講している教科の平均値を出すので、Grade Pointの合計÷総単位数を計算します。

3教科のGPAは3.44になりますね。

以上から分かるように、高いGPAを取っていることは、各科目で高い成績をとっていることの証明になるのです。

高いGPAを取るポイント

私の成績はGPA3.5なので、すべてAという成績にはならず、通常の会話では使わないような単語(特にHuman Biology)の羅列には本当に苦労しました。テストの回答がすべて文章だった時、スペルミスが原点対象になり、残念な結果になったものもあります。

そういった経験や同級生から聞いた、評価を上げるためのポイントを3つ紹介します。

1.評価の高い教授を選ぶ

初期の頃は、授業の選択は適当に選んでいたのですが、ある授業でお気に入りの学生びいきが激しい教授の評価がひどすぎて、成績が上がらないことがありました。

私のいた学校では、学生全体の4割が中国人で、コミュニティの情報網がすさまじく、仲良くなった中国人の同級生から、教授の情報を聞くことができました。

自分から話しかけることが苦手で社交性が乏しい私でもやはり情報収集が一番のカギになると思います。3学期目あたりから、自身が受けた授業をダシにいろんな学生から先生の評価を聞いて回りました。

2.成績の付け方を確認する

教授によって成績の付け方はまちまちですが、テスト50%、課題25%、授業態度25%といった割合で構成されること多くありました。※テストと授業参加が半々で成績をつける教授もいました。

私のいた学校では、Midterm Exam(中間テスト)、Final Exam(期末テスト)、と1セメスターの中で2回テストを受けていました。Midが20%、Finalが30%の割合が多かったですし、授業ごとに課題やテストをしてその合計を加味する教授もいました。

課題や宿題を出された時は期限はしっかり守らないと点数に加味されない時があるので要注意です。
▷Due Dateに気をつけろ

3.分からないことは教授に聞きに行くか、Tuterを利用する

私の苦い思い出なのですが、ある科目では2週に1回小テストがあり、それがあまりにも点数が低いため(最低で32点涙)、教授からTuter(チューター)を使いなさいという指示がありました。

Tuterというのは学校内の学生センターのようなところに、科目ごとに質問に答えてくれる人のことです。アルバイトやインターンの学生が担っているので、色々な話が聞けるのですが、そもそも単語が覚えられず、簡単に説明してもらっていたにも関わらず理解が乏しく、私には向かなかった思い出でした。人によって、Tuterがいたから乗り切れたという学生もいるので、一度利用してみて自分に合う合わないは検討してもいいのかなと思います。

最終的に課題の質問や授業の内容について教授に付きまとい、なんとか最悪な評価を免れました。この積極さを評価につけてくれる教授もいるので、教授とのつながりは大事だなと思います。

GPAって必要?

こんなに頑張って、GPAを上げなくてはいけないの。。。?と思ってしまいがちですが、今後学士課程(Bachelor)や修士課程(Master)を目指す人にとって最も重要な数値の1つです。
GPAは学校が定める基準や期待値に沿っているかどうかを評価するために使われます。また、GPAの値は学期や年間を通じて変動するので、全体がどのくらい向上したか、反対にどのくらい遅れをとったかが顕著に表れる指標になります。

高いGPAのメリット

高いGPAを維持することによって得られるメリットは

  • 大学や大学院への出願の幅が広がる
  • 奨学金の申請が受けやすい
  • 外資系企業へのアピールにつながる

が挙げられます。

行きたい学校の出願資格にGPAが用いられることがあるので、高いGPAを維持できればそれだけ多くの学校への幅が広がります。

また、奨学金なども成績優秀者を学校は求めているので、数値で振り分けられるGPAを用いるところが多くあります。私の学校では、GPA3.85-4.0の学生は「President’s List」、GPA3.5-3.84の学生は「Dean’s List」のように成績優秀者が表彰されました。私もDean’s Listに選ばれ表彰されました!

企業へのアピールは様々あり、必ずしもGPAが高いからといって、就職できるわけではありませんが、数値によってより明確に自身の有用性を示すことは意義があると思います。

それでもGPAに固執は厳禁

メリットももちろんありますし、高いGPAを維持することは大切だと思います。しかし、GPAばっかりにとらわれ過ぎて、せっかくの学校生活を楽しめないと損だなぁと思います。

特に海外で勉強したいことや目標があるのであれば、自ずと評価は付いてきますし、学生間の考え方や価値観の違いを知ることは貴重な経験になると思います。

様々な科目の先生に出会い、その先生たちの経歴や考え方などを学べたことは、学校に行かないと学べないことでした。

これから海外の学校を目指している人にとって、GPAを下げることなく効率の良い生活を送る助けになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

よくも悪くも能天気なTsuma、特に準備せずOttoに任せて、ニューヨークでの生活を始めました。
チャイナタウンに行くと声を掛けられる率が高くなってきたので、中国語を勉強中です。

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