こんにちは、Tsumaです。
さて、12月も中旬になってきたので、そろそろやってきます。クリスマス(ホリデー)チップの季節です。
1年の締めくくりに結構な金額が必要なので、準備しておきましょう!
誰に渡せばいいの?相場はどのくらい?どう渡せば。。など我が家でも悩んだので、まとめてご紹介します。
クリスマス(ホリデー)チップとは
チップ文化はアメリカ生活に欠かせない習慣です。クリスマス(ホリデー)チップは12月のクリスマス前にこの一年お世話になった方へチップを渡す習慣のことです。
ニューヨークには様々な人々が住んでいるので、全員がクリスマスを祝うわけではなく、ユダヤ教のHanukkah(ハヌカ)やアフリカ系アメリカ人がお祝いするKwanzza(クワンザ)など多岐に渡ります。
12月のクリスマスシーズンは日本のように”メリークリスマス!”みたいに皆んなで声をかけることは少ないです。当たり障りのない”ハッピーホリデー”をよく使うので、クリスマスチップとして渡すよりも、ホリデーチップで渡す方がスマートだと思います。
クリスマス(ホリデー)チップを渡す人
基本的に生活をしていく中で定期的なサービスを利用している人へ渡します。その他、知人には人生に最も大きな変化をもたらせてくれた人などにも渡すことがあるそうです。
なんとなく、日本のお歳暮みたいな仕組みですね。
- 家の世話をしてくれる人
- 健康管理(ヘアサロン・エステなども含む)してくれる人
- 子供の世話をしてくれる人
- ペットの世話をしてくれる人
クリスマス(ホリデー)チップの相場
2025年もインフレの影響があり、全体的に上昇傾向にあります。レンタルアパートやコンドミニマム(マンション)に住んでいる場合、不動産会社が毎年大体の相場を提示してくれます。こちらの記事を参考にしています。

マネジメントからホリデーチップを渡すスタッフリストが配布されることがあります。我が家も12月中旬に渡されます。我が家では何度も名前を聞いてもピンとこないスタッフのスペルを見てようやく分かるということがありました。
ビルディングスタッフへのチップの相場は以下の通りです。
- スーパー・マネージャー(管理人)$150〜300(幅は$100〜500)
- ドアマン・コンシェルジュ$75〜200(幅は$50〜400)
- ハンディマン$50〜100
- ポーター$25〜50
- ガレージ担当$25~75
ただ、ニューヨークシティに住んでいるとは言ってもビルディングの規模や部屋数などで、チップの相場は変わってきます。
その他サービス業へのホリデーチップの相場は以下の通りです。
- ベビーシッター・ナニー 一般的な1-2回分/1-2週間分
- デイケア $25〜75*週に何時間預けているかにもよる
- ドッグシッター 給与の1週間分
- ヘアスタイリスト・カラーリスト・バーバー 1回分のサービス料金
- セラピストやネイリスト 1回分のサービス料金
- 配送業者(UPS/FedEx/USPSなど) $20程のギフトカード*アパートの場合はいらないかも
クリスマス(ホリデー)チップの渡し方
基本的には12月初旬〜中旬に渡すのがベストです。最低でもクリスマスの12月25日前までに渡します。定期的に利用しているサービスに対しては、ホリデー休暇でいない場合があるので早めに渡しておくといいです。
我が家は、マネジメントからリストが届いてから準備をしています。スーパーやドアマン、コンシェルジュなど顔を合わせる頻度が多い場合はいつでも渡せるように準備していました。
今は、VenmoやPaypalといった個人間の送金もメジャーですが、我が家ではチップホルダーやメッセージカードを一緒に合わせて渡す方がいいと思います。名前を呼んで、手渡しで渡すととても喜んでくれますし、顔を合わせる回数が多い分、関係性が密になる気がしています。
Table could not be displayed.アパートによってはチップボックスが設置されているところもあるので、初めて入居するビルの場合はマネジメントに確認するといいと思います。
クリスマス(ホリデー)チップに添えるメッセージ例
チップホルダーやメッセージカードには以下内容を記載します。
- To/Dear [渡す相手の名前]
- メッセージ
- 自分の名前(ラストネーム+FamilyなどでもOK)/部屋番号
添えるメッセージ例は相手との距離感で参考にしてもらえると嬉しいです。
Wishing you a happy holiday season!
”楽しいホリデーシーズンになりますように!”
Thank you for all your help this year. Happy Holidays!
“今年はいろいろと助けていただきありがとうございました。良いホリデーを!良いホリデーを!”
Warmest wishes for a happy holiday season.
“素晴らしいホリデーシーズンになりますよう、心よりお祈りします。”
Thank you for making us feel so welcome.
“私たちを温かく迎えてくれてありがとうございます。”
Thank you for all your hard work and dedication this year.
Wishing you and your family a joyful holiday season and a prosperous New Year.
”本年も大変お世話になりました。あなたとご家族が楽しいホリデーを過ごされ、豊かな新年を迎えられますように。”
Wishing you and your loved ones peace, joy, and prosperity this holiday season and in the year ahead.
“ホリデーシーズンと新しい年が、あなたとあなたの大切な人々に平和と喜び、繁栄をもたらしますように。”
Your excellent service has made my year so much easier and more pleasant.
Here’s a small token of my appreciation. Happy Holidays!
”あなたの素晴らしいサービスのおかげで私の1年はとても楽で快適なものになりました。感謝の気持ちを込めて、ちょっとしたものを贈ります。良い休日を過ごしてください”
It’s been a pleasure relying on your excellent service this year.
Wishing you a joyful and relaxing holiday season.
“今年もあなたの素晴らしいサービスに頼ることができ、本当に感謝しています。楽しくリラックスしたホリデーを過ごしてください。”
I’ve noticed and appreciated all the hard work you’ve put in this year.
Please accept this holiday tip as a token of my gratitude. Wishing you a wonderful holiday season!
”あなたが頑張ってくれたことに感謝しています。感謝の印としてホリデーチップを受け取ってください。素晴らしいホリデーになりますように”
So grateful for your hard work throughout the year.
I hope this small gesture brightens your holiday season.
“一年を通じたあなたのお仕事ぶりに、とても感謝しています。このささやかな贈り物がホリデーシーズンを明るくする一助になりますように。”
Thank you for everything you’ve done this year.
Here’s a token of my appreciation. Looking forward to another great year. Happy Holidays!
”今年も色々とありがとうございます。感謝のしるしです。来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年を!”
As we look forward to a new year, I want to thank you for everything you’ve done.
Here’s to another great year together. Happy Holidays!
“新しい年を迎えるにあたり、これまでの全てに感謝します。また素晴らしい1年を共に過ごしましょう。良いホリデーを!”
締めの言葉
これはあっても無くても良さそうですが、日本でも最後に「敬具」などをつけることがあるように、丁寧な文章に関しては、締めの言葉に使える単語をまとめておきます。こちらも参考にしてもらえたら嬉しいです。
- 定番・万能
-
- Best, (最も一般的でシンプル)
- All the best, (Bestより少し丁寧な印象)
- Warmly, (温かみのあるニュアンス、冬のホリデーに最適)
- Best wishes, (「幸運を祈ります」というニュアンスが含まれ、ホリデーに最適)
- 感謝の気持ちを強調したい場合
-
- With gratitude, (感謝を込めて)
- With appreciation, (感謝と共に ※少しフォーマルで丁寧)
- Many thanks, (本当にありがとう ※少しカジュアルで親しみやすい)
- もう少しフォーマル・丁寧な表現
-
- Sincerely, (心から*かなりフォーマルですが、深い感謝を伝える時には使えます)
- Warm regards, (Warmlyに近いですが、少しだけきっちりした印象)
- 結びの言葉自体を挨拶にしてしまうパターン
-
- Happy Holidays,
- Happy 2026! (年末に近い場合)
クリスマス(ホリデー)チップはしっかり気持ちをこめて
アメリカ、特にニューヨークはインフレで食料品や家賃など上昇を続けています。Ottoの仕事はサービス業なので、この時期はチップを多くもらうことがあります。そういった方へのサービスは他の通常のお客さんよりも丁寧になったり、融通を効かせたりすることを考える判断材料になります。
アメリカのチップ文化なんて、、、という方も多いと思いますが、多種多様な人がいる中で、チップで人と人のつながりが変わることを考えるとすごく分かりやすい文化だな〜と関心してしまいます。
クリスマスチップの金額は悩みどころではありますが、日本でもお世話になった人や繋がりを持っていた人に対してお歳暮を渡す文化があります。クリスマスチップはいつも利用しているサービス業の皆さんへのリスペクトがこめられているので、ぜひ日頃の感謝をこめて、相手が素敵なホリデーを過ごせるように渡していきましょう!

