アメリカと日本のクレジットカードの使い方が全く違う[クレジットヒストリー・スコア・レポートについて]

こんにちは、OTTOです。

皆さんはクレジットカードはお持ちですか?そりゃもってますよね。

ニューヨークに移り住んでまあまあの年数が過ぎ、アメリカのカード・キャッシュレス可は物凄い勢いで進み、もはやApple Payが主流となり現金どころか財布すらほとんど持ち歩きません。

国が変わればシステムも全く違います。

今回は日米で

  • クレジットカードシステムがどう違うのか
  • クレジットヒストリーとは ←これが超重要

について僕の経験からお伝えします。

まずはざっくり日本のクレジットカードのシステムをおさらいしましょう。

目次

日本のクレジットカードシステム

基本の使い方は

  1. 対応してるブランド(Visa, Master, JCB, Amex…)が使える店舗で現金代わりに決済
  2. 支払い方法選択
    1. 一括払い
    2. 分割払い
    3. ボーナス一括払い
    4. リボ払い
  3. 指定口座から決まった日に引き落とし

ここでのポイントは、購入時に支払い方法を選択しなければならない点かと思います。クレジットカード会社にもよりますが、一括払いで購入してあとからリボにしたりそもそも全てリボの設定ができ、分割は購入時に回数を指定する方法が一般的かと思います。

何が日本独自のシステムかというと、

  • 分割払い設定
  • ボーナス一括払い
  • 請求額を指定口座から決まった日に引き落とし

ではアメリカのクレジットカードについて説明します。

アメリカのクレジットカードシステム

先に違いをまとめます。

  • 一括払いのみ
  • Minimum Payment(最低支払額)を守れば好きな金額で支払える
  • 返済はオンラインで好きな時に支払う事も可能
  • 好きな口座から支払える

全然違います。日本でもクレジットカード使い倒していた僕にとってこの違いは大きく、かなり戸惑いました。

いろいろ違いがあるので説明していきます。

使い方

どんな買い物でも基本はカード払い。コーヒー1杯でもどんな小さな買い物でもカードを使っています。
理由はカード払いだとポイントが付いて、そのポイントをマイルなどに変換できるからです。

それぞれのカードによってポイント付与率は違いますが、

例えば…
American Express personal Goldだと
グロサリーショッピングとレストランで4X
航空券購入で3X
さらにアメックスのMRポイントは有効期限なしなのでなくなりません。

などなどアメリカのクレジットカードはお得がいっぱいなので賢く使う必要があります。

例外は、デリや小さいお店だと現金払いのみや現金だと手数料や税金なかった事にしてくれたり(多分違法ですが…)もあるので確認しましょう。そういうお店はだいたいATMが置いてあるはずですが、手数料も高い上にスキミング等されたら怖いので僕はできるだけ避けてます。

ニューヨークで有名なところだとステーキハウスの超有名店ピータールーガーが未だにキャッシュオンリーです。エグい商売してますね。

あとはニューヨークの日系スーパーはだいたい$10以下だとカード使えない事も多いです。

使えるクレジットブランドはVisa, Master, Discover, American Express等が主流です。少し前まではAmerican Expressも使えないところが多かったですが最近はほぼ使える感じがします。背景には、以前は銀行経由のクレジット決済システムが主流で、アメックスは手数料が他より高いため受け付けない店舗が多かったようですが、Square等のタブレットを使った決済システムの普及でその垣根がなくなってきたように感じます。
残念ながら日本が誇る国際ブランドJCBは使えるところが少ない印象です。

一括払いのみ。カード出すだけ。

カードで支払って終わりです。飲食系ならチップを上乗せします。サイン書く場合もあるし、ない場合もあります。レシートもテキストメッセージ(ショートメール)やEメールで受け取りもできます。

最近はカードをタップするだけやApple Payも多いです。

ApplePay

Apple Pay便利ですよね。

僕たち夫婦はそれぞれで別のカードを持っていて一枚のカードをそれぞれのApple Payに入れて使っています。
家族カード(Autholized member)はあまり作らないようにしているのですが、Apple Payだと最初の認証さえされればどちらのIphoneに入れても使えるので家族カード無しで使えるので便利です。

支払い方法

チェックしなければならない事は

  • 月1回の締日
  • 最低返済金額(Minimum Payment Due)以上を支払い期日(Payment Due Date)までに返済
  • 自分で返済方法を選択
    • 銀行口座から返済
    • 自動支払も設定可

これさえ守ればペナルティも無し。

しかし、繰り越した残高には利子(金利手数料)が付きます。

日本ではリボ払いの金利が約15%程が相場らしいですがアメリカの平均相場はなんと18.89%。高い!

それぞれカードでちがいますが、いくつかよく耳にするクレジットカードを例に上げると

  • Ana card USA
    • 17.99%
  • Chase Freedom Unlimited (紹介リンク付き)
    • 14.99% – 23.74%(ただし最初の15ヶ月は0%)
  • American Express Gold(紹介リンク付き)
    • 15.99% – 22.99%
  • COSTCO ANYWHERE VISA® CARD BY CITI
    • 15.24%

この期日までに払わないともちろん遅延手数料(Late fee)が取られます。

それ以上に悪いことはクレジットヒストリークレジットスコアに影響します。

アメリカで生活するためにはこれらがとても重要です。

初めて作る人にはChase Freedom unlimitedがおすすめ

最低返済金額(Minimum Payment Due)さえ守ってればとりあえずOKと言いましたが、残りの残高にはもれなくAPR(年利)がつくのでエグい・・・。先にも話したとおり日本のリボ払いより高いので、支払日に使用額を全額支払うがベスト。

ただ、アメリカに来て初めての頃はまだ色々と物入りで整って無いと思うのでAPR(年利)が0%のものから用意すると便利です。

おすすめはChase Freedom unlimited最初の15ヶ月金利0%で年会費も無料。チェイスのクレジットカードは審査が厳しいと有名ですが、合わせてチェイス銀行口座も開くと特典が大きいクレジットカード(Sapphire など)が作りやすいしチェイスはどこにでもあるので便利です。

今なら紹介リンクで$200もらえます。まだの方はこちらからどうぞ。

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クレジットヒストリーとは

個人の信用履歴です。
家賃、ローン、クレジットカード、電話料金の支払い頻度や返済履歴など、個人のこれまでの財務歴の記録です。

アパートを借りる、ビザを申請する、クレジットカードを作る、などなど常にクレジットヒストリーをチェックされます。就職する際に企業側が確認することもあるようです。

僕たち日本生まれの日本人のようにアメリカに来たばかりの外国人にアメリカでのクレジット・ヒストリーはありません。
日本の履歴は関係しないので、最初からクレジット・ヒストリーを作る必要があります。

なかなかそんなの知らなかったじゃ済まされないので自分で理解して管理しなければいけません。

クレジットヒストリーの指標としてクレジットスコアとクレジットレポートがあります。

クレジットスコア

クレジットヒストリーを数値化した指標です。
アメリカではFICOスコア(FICO® Scores)というクレジットスコアで300~850点で評価され、だいたいの銀行やクレジットカードのオンラインアカウントからチェックできます。それぞれの評価は以下とおりです。

  • 800 〜   EXCEPTIONAL
  • 740 〜 799 VERY GOOD
  • 670 〜 739 GOOD
  • 580 〜 669 FAIR
  • 〜 579  RISKY

スコアを確認するには

FICO® Scores から有料でレポートを取得する必要があるのですが、たいていの大手銀行・クレジットカード会社はオンラインアカウントから無料で確認できるようになっていることが多いです。
僕はこれまで有料でやったことはないです。

もし自分のネットバンク等で確認できなくてもCredit Karmaから無料でチェックできます。

Credit Karma

クレジットレポート

そのままですが、クレジットヒストリーをまとめたレポートです。

アメリカには3大クレジットビューロー(信用機関)があります。

この3社は個人あらゆるのクレジットヒストリーを集めて1つのレポートにまとめます。これにはクレジットカードやローン等あらゆる返済履歴が含まるので家計の日々のやりくりが影響してきます。
これが何かと必要になってくる時があるので注意しましょう。僕もグリーンカード申請時に提出しなければなりませんでした。

ちなみにこれらのクレジットレポートはアメリカの連邦法Fair Credit Reporting Act(公正信用取引法)により12ヶ月に1回無料で取得できます。

クレジットヒストリーを無料で入手しよう

アメリカ連邦法で唯一認められているサイトがAnnual credit report.comです。このサイトを経由して上記の3社からクレジットレポートを入手できます。無料発行できるのはこのサイトだけみたいです。

Annual credit report.com

まとめ

なかなか違う国、違うシステムってなれるまで一苦労。是非今回の記事が誰かの生活の助けになると嬉しいです。

スコアをあげるポイントなどもあるのでまた別の記事で紹介したいと思います。

Sukoshi Mart

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この記事を書いた人

よくも悪くもまじめなOtto。ニューヨークに憧れ、留学費用が比較的安いフィリピンで英語を勉強し準備しました。ニューヨークでの生活をサバイバルしています。

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